痛車×ロリータ、ビジネスをする in 豊橋

『女装』

アタシがいつもしている格好を見れば、間違いなくそう見えるでしょう。
でも、やってる本人としては、それが『女装』なのかと言うと、なんか違うんじゃないかと思っている。

アタシはあくまでも『男性として、ロリータが着たい（つまり、可愛い格好がしたい）』のであって、
決して、『女性になりたい（だから女装する）』わけではない。

こういう違和感というのは、アタシが今の格好をするようになって、
Twitterでお知り合いになった方々とオフ会をするようになって感じるようになった。
似たような格好をしている面々が集まったとしても、やはりメンバーは『女性になりたい』という方が多く、
もちろんロリータを召していらっしゃる方もいらっしゃるが、基本は普通の女性モノのお洋服を召していらっしゃる。
アタシは、そちらの方（一般的な女性ファッション）には全く興味がない。
興味もなければ、着たいとも思わない。
アタシが興味があるのは、ただひとつ。ファッションとしての『ロリータ』である。
だから、そういう場におけるアタシの立場って、ものすごく微妙で、ファッションや美容、コスメの話題にしても、
あくまでも『女性のように（綺麗に）なりたい』という願望に依っているため、
そもそも『女性になりたいと』思っていないアタシにとっては、話題をあわせるのが難しい。
もちろん、「可愛くなる」ことに越したことはないのだが、だからといって、
彼女ら（彼ら）と一緒にされると、違和感を覚えざるを得ない。

アタシも、『女装』という言葉がアタシの格好を説明するのにわかりやすい言葉であるので、
「ファッションとしての『女装』を楽しんでます」なんて、
喧伝しまくったからいけないのであるが、そろそろちゃんと説明するべきだろうと思っている。
というのも、この格好でお会いする方々が、アタシをどう扱って良いのか困ってしまうからだ。

『ロリータを着ているけれども、基本オトコです。
オトコなんだけど、可愛い格好がしたいから（ロリータ）を着ているのです。』

って、ちゃんと宣言することによって、実はお相手さんも安心するのではないか。
見た目はアレだけど、オトコだったら、その様に接してあげればいいだけで、
更にいじるところは満載なんだから、それをネタに話をすればいい。

これが『女の子になりたくて、こんな格好してます』なんていうと、
お相手さんは色々と考えてしまうだろう？
恋愛の対象は？とか、オカマ？それともニューハーフ？とか。
ややもすれば、めんどくさいヤツと思われるかも知れない。
また、そこで下手にアタシがそのことを肯定しようものなら、
アタシはその様に振る舞わなくてはいけなくなる。
それは、アタシの望むところではない。

もちろん、オカマさんや、ニューハーフさん、女装家さんを否定している訳ではない。
ちゃんと“区別”をして欲しいのだ。
でないと、たぶん今後ますますアタシの立場がしんどくなる。
アタシも上手に説明できるかわからないけど、しっかり説明していくつもりだ。
より皆々様に愛されてもらえるようにね。